交通事故について
2020.06.21
交通事故に遭遇した際に発症する事の多い” むちうち”ですが、皆様はむちうちってどのような症状なのかご存じでしょうか?今回は、むちうちをテーマに
むちうちとは?
どのような症状?
の説明を解説させていただこうと思っております。
むちうちとは?
むちうちとは、「外からの強い衝撃(交通事故)により、頭から首にかけてムチのようにしなる事」から、むちうちと呼ばれるようになりました。
例としましては、「赤信号で停車している際に、後続車に突っ込まれた」「車を運転中に、側道から出てきた車が側面からぶつかってきた」というパターンで急な衝撃から見られることが多いと思われます。
これは被害者としてのパターンですが、「ブレーキとアクセルを踏み間違えて停車中の車にぶつかってしまった」「左折しようとしたら横をバイクが走っていることに気付かず巻き込んでしまった」など加害者になることだってありえます。
このように、基本的に”交通事故は当たってから気付く”か”当たる瞬間に気付く”のどちらかになります。
そんな一瞬で身体を逃がすことが出来るはずもないですし、出来たとしても数十キロのスピードでぶつかっているので、少し車が擦れたってくらいの事故でない限り、むちうちが起きてもおかしくはないと思います。
どのような症状?
むちうちはどのような時に発生するかの説明をさせて頂きましたので、次はむちうちの症状について説明していこうと思います。
まず整形外科では、”むちうち”と診断されても診断書には”むちうち”とは記載されません。”むちうち”は正式名称ではなく、正式には”頚部捻挫””頚部挫傷”と記載されます。
そして、”むちうち”は4パターンあります。
①頸椎捻挫型:交通事故によっての首の痛みはほとんどがこ頸椎捻挫型です。ただ、レントゲンを撮られて異常がありませんと言われるケースも多いので見逃されるケースも多いので注意してください。それらのほとんどが、筋肉の過緊張、靭帯や椎間板の損傷から痛みの出ているケースですので、MRIやCTなどの設備のある病院を受診されることも一つの手段だと思います。
②神経根型:脊髄から出ている神経の根元が事故の衝撃により損傷された場合に起きることがあります。事故後、手がシビレることがある方は、神経根型をまずは疑います。レントゲンでは確定診断しにくいので、MRIなどの検査を受けて、椎間板の状態を確認してもらうのがいいと思われます。
③脊髄症状型:体の中枢神経である脊髄を損傷している場合は、腕や足などが痛みやしびれなどを訴えられる方が多いです。
④バレー・リュウ型:自律神経(交感神経と副交感神経)が交通事故により損傷すると、めまいや頭痛、吐き気や耳鳴りなどの症状が出現してきます。交通事故と関係なさそうで見落とされがちですが、もしこのような症状がある場合は、整形外科あるいは心療内科を受診されることをお勧めします。また、受賞直後ではなく、別の症状と合わさって数か月後に発症することもあるので、なかなか判断が難しいです。
※その他:交通事故により、脳脊髄を守ってくれている脳脊髄液が減少し、立ち上がったりする瞬間に頭がフラフラするなどの症状がみられます。
まとめ
交通事故のよって起きる”むちうち”とは、決して首が痛いというだけでなく、シビレや耳鳴りやふらつきなど様々な症状が出現される可能性があります。
もしかしてこれは交通事故の影響かな?と少しでも悩まれたら、整形外科に相談されるか、みなくち整骨院にこのような症状があるのだけどとお電話を頂くか、Lineでメッセージ頂きますと相談に乗りますので、とにかく一人で悩まないでください。